前回は北京→ジャカルタの搭乗レビューを書きました。その様子は↓よりご覧下さい。
まずは小さいお金を作る
前回のブログで現地通貨をキャッシングしたことを書きました。実は現金から両替するよりも一番手数料がかからないのはキャッシングなので、使う方も多いと思いますが、キャッシングの欠点は高額紙幣しか出てこないということです。
海外だと高額紙幣受け取ってくれないこと多いですよね。ホテルや大型スーパー、チェーンのコンビニくらいしか受け取ってくれません。
そのためまず小さいお金を作るために空港内にあったファミマでペットボトルを買います。100,000ルピア札で5,000ルピア程度のペットボトルを買おうとすると渋られましたが「この札しかないんだ」というと受け取ってくれました。これで小さい札をゲットします。
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スカルノハッタ空港からジャカルタ市内までどうやって行くか
スカルノハッタ空港はジャカルタ市内の西側にあり、市内までは約30kmあります。
空港のターミナルを出たのが22時過ぎでした。空港からジャカルタ市内へ行く方法として4種類考えていました。有力候補順に
- Grab
- タクシー
- 鉄道
- バス
で考えていました。到着が夜遅いので、この日は多少高くてもホテルまで直行出来るGrabかタクシーで行こうと考えていました。
Grabって何?という方も多いと思いますが、Uberのようなもので東南アジアで使える配車サービスです。アプリで車の配車を依頼でき事前に料金がわかる、クレジットカード登録しておけばそこから決済される、と非常に便利なものです。
Grabにカードが登録出来ない!
Grab利用するつもりだったので、日本にいるうちにアプリをダウンロードしておきました。
アプリのダウンロードは日本で出来るのですが、クレジットカードの登録はGrabが使える国に行かないと出来ないので、それはジャカルタに着陸してから行おうと思っていました。
そのためジャカルタに着いて荷物を待っている間にカードの登録をしようとしたのですが、ことごとく弾かれます。一部日本発行のカードは弾かれると聞いていたのですが、全部弾かれてしまいました。
これは困りましたが、とりあえず現金払いで行こうと思いGrabの乗車場所へ向かいます。
スカルノハッタ空港ターミナル3のGrab乗車場所はWEST LOBBYを出るとGrabのミーティングポイントがあるというのでそこに向かい配車をしようと思いまず空港の地図を見ます。
そしてスカルノハッタ空港の第3ターミナルの案内表示には日本語表示があるので日本人にも優しい空港です。
ちょうど私がいる場所が西側だったのでそのままミーティングポイントに向かい、パーキングエリアへ向かうとGrabのミーティングポイントが見つかりました。
ですがすでに10人程が並んでいます、「これはきっと近くに車がいないな」と直感的に思ったのでタクシーに切り替えます。
よし、タクシーで行こう
もうこうなったらタクシーです。インドネシアでタクシーに乗るならブルーバードという会社が一番信頼出来ると聞いていたので、客引きを無視して公式のタクシー乗車場に向かいます。
タクシー乗り場は先程のWEST LOBBYから離れており、ちょうどターミナルの真ん中あたりにあります。というわけで歩きます。
歩いてタクシー乗り場に着きましたが、こちらも長蛇の列です。
これはダメだ、ということで咄嗟に列車の時刻を調べると最終のジャカルタ市内へ行く列車に間に合いそうでした。
決めた、列車で行こう
もうこうなったら列車です。列車に決めました。
スカルノハッタ空港の鉄道駅は空港ターミナルから独立した場所にあり駅へはスカイトレインというターミナル間を結ぶ新交通システムで移動します。
このスカイトレインはターミナル1~鉄道駅~ターミナル2~ターミナル3を結んでおり、概ね12分おきくらいに走っています。
スカイトレイン乗り場に向かうとちょうど発車するところでした。ナイスタイミングです。
スカルノハッタ空港からジャカルタへ行く列車は30分おきに出ており、エアポートレールリンクジャカルタの中心部にはBNI Cityという駅があります。このBNI City駅はジャカルタのメインストリートであるスディルマン通りの近くにあり、地下鉄、近郊電車のKRLジャボデタベック、BRTのトランスジャカルタに乗り換えが可能と、ここがメインの駅になります。
BNI City駅以外には空港近くのバトゥチェペル、ジャカルタ西部のドゥリ、南東部のマンガライに止まります。
恐らくほとんどの旅行者が使う駅はBNI City駅になります。
エアポートレールリンクきっぷの買い方
さてスカイトレインで空港駅着いたらまずはきっぷを買います。
きっぷは自動券売機で買うことができクレジットカード決済は出来ますが現金では買えません。
ただこの買い方がちょっとややこしいので注意が必要です。
まずは「TICKETS」を押す
次の画面で「BUY TICKET」を押す
次の画面で降りる駅を押す
次の画面で人数とどの列車に乗るか選択する
次の画面で電話番号を入力する(日本の電話番号で通りました)
次の画面で内容確認し支払い方法を選択(クレジットカードを選ぶ)
右下の端末にクレジットカードを挿入
右下の端末に暗証番号を入力
そうするときっぷとクレジットカードの明細が出てきます。
きっぷは列車の座席分しか販売されませんが、自由席です。
慣れればわかりますが、最初はとまどうと思います。youtubeにいろいろな方がきっぷの買い方を上げているのでそちらを見てみるのもいいと思います。
エアポートレールリンクに乗車、205系電車との再開
さてきっぷを買い少し経つと改札が始まりました。改札はきっぷに印刷されたバーコードを自動改札にかざすスタイルで、日本にはあまりないタイプです。(那覇のゆいレールがそうですね)
列車に乗り込みます。乗車率はぱっと見10〜20%くらいとかなり空いています。
このエアポートレールリンクですが、乗車率が低いのが課題だと言われており、最近ジャカルタに地下鉄が開通し乗り換えが可能となったので少し乗客が増えたということですが、それにしても経営が心配になる乗車率です。
少しばかりの乗客を乗せ列車は定時で走り出しました。空港から次のバトゥチェペル駅までがエアポートレールリンクの専用線で、そこから先は従来からあるKRLジャボデタベックの線路と共用になります。
列車の乗り心地はなかなかいいです、ただ窓ガラスが遮光仕様になっており、かつ雨で窓ガラスが濡れており、かつ夜のため外の様子が全くわかりませんが、google mapで見ると着実にジャカルタ市内は近づいてきています。
そして列車はドゥリ駅に到着します。ここは乗換駅なので、深夜ですがホームには列車を待つお客さんがチラホラといます。
そしてここでついに205系電車が走っている姿を確認しました。
KRLジャボデタベックは最近まで首都圏を走っていたJR東日本の205系や東京メトロの6000系車両が走っており、日本人の鉄道好きな人たちも最近たくさんやってきています。
私は高校まで東京に住んでいたので通学で毎日のように山手線の205系電車に乗っていました。その205系が十数年の時を経て目の前を走っている、なんとも言えない感動を覚えました。
さて、エアポートレールリンクはここドゥリ駅からはスイッチバックしてジャカルタ都心へ向かいます。ドゥリ駅を出て10分ほどでジャカルタ都心部の駅BNI City駅に到着です。
列車を降り改札へ向かうエスカレーターを上がっている途中にもまた205系電車に遭遇しました。
空港では降っていた雨はすでに止んでいました。
BNI City駅からホテルへ、今度こそGrabを使う
BNI City駅に到着しましたが、ここから今夜の宿までは5kmほどあるため歩いていくにはなかなか辛いです。というわけで今度こそGrabを使って配車します。
列車内でカード登録に再度チャレンジしたところANAカードは登録出来なかったのですが楽天カードが登録出来ました。これで一安心です。
早速改札を出て配車を頼みます。
Grabのアプリから「Transport」を選びます。
すると地図が出てくるので地図上で乗車場所と下車場所を選びます。
(この画像は日本に戻ってから疑似的に行ったため、実際の画面とは違います。)
乗車場所をBNI City駅にすると勝手にスディルマン通り沿いのホテル「オールシーズンズジャカルタタムリン」にされてしまうのでおとなしく従いました。歩いて5分程度の距離なんですけどね。
近くに車がいそうだったので、オールシーズンズジャカルタの前に行ってから配車をすることにしました。
駅からスディルマン通りに向け、線路わきの歩道を歩いていると大都会ジャカルタの高層ビル群が見えてきます。
次に車かバイクどちらにするかを選びます。また選択画面には料金も出ているので安心です。
今回は荷物があるので車にします。
すると車の番号とドライバーの顔写真、評価が出てきて「数分で着きます」というメッセージが来たのでこちらも「今ホテルの前にいる」とメッセージを返信します。
無事にドライバーと合流しオールシーズンズジャカルタタムリンの車寄せからGrabに乗ります。
このオールシーズンズジャカルタタムリンも今夜泊まるイビスジャカルタハルモニもどちらもジャカルタのメインストリートであるスディルマン通り沿いにあります。
車はスディルマン通りを北上します。車から見える景色はひたすら高層ビルでジャカルタの発展っぷりを感じます。
そのうち右手にはライトアップされたモナスが見えてきました。(突然現れて写真を撮り忘れました)ホテルはまもなくです。
車に乗って約10分、今夜の宿イビスジャカルタハルモニに到着しました。
到着後はチェックインをして、シャワーを浴びて寝るだけです。
今回はスカルノハッタ空港からジャカルタ市内への移動についてでした。
次回はイビスジャカルタハルモニの宿泊についてとKRLジャボデタベックに乗ったことについて書く予定です。
更新しました。↓よりご覧ください。KRLジャボデタベックについてはまた別途書きます。
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